【人の身体を触ることを生業にしている未來のゴッドハンド達へ ②指先感覚】

「セラピストが知っておいた方が(たぶん)よいこと」の参加者さんの生の声、

・「指先感覚を磨く練習を継続していたら、3~4枚くらいまで解るようになったのに、日頃の忙しさにかまけてやらなくなったら、見事に解らなくなったんです。
やらないと感覚は鈍るものなんですね、
継続します!」

お客様の声
・「あなたはツボを全部外さないよね、ツボなのかどうか解らないけど、とにかく全部が憎いほど気持ちいい。」

ぼくがやっていること
・指先感覚を磨くことで、トリガーポイントに最適な角度で圧すのではなく揉むのでもなく加圧、負圧を経絡ライン、アナトミートレインに沿って繰り返す。
お客様が求めない限り、痛みは与えない。
無圧のこともあれば、反射区を意識するならペインスケール4~5の筋反射を感じながらやる。

言葉にするとセミナーで言われるように「?」となるけど100回やれば誰でもできる、出来なければ一緒にやりましょう、やり方がズレてるだけです、修正しましょう。

呼吸、姿勢、軸、繋がりを意識できれば、ライン上のどこなのか?それは右脳でなく、自動操縦のように身体が勝手に動き出す。

解らなければ「セラピストが知っておいた方がよいこと」を受けると解りやすいと思います。
勘の良い方はこの言葉でも解ると思います。
受けた方はグループに質問下さい。

練習の仕方②
・指先感覚
①辞書や新聞紙、週刊誌などにシャープペンの芯を置く

②1枚ずつ、芯の上にページを重ねてページの上から「芯を探す」、
・長さは?
・太さは?

☆シャープペンの芯は比較的分かりやすいので、「出来る感覚」と「自信」を養ってみてください。

慣れてきたら、、、
「髪の毛」でやりましょう。
プロならば髪の毛が目標にしましょう。

【Points】
力を入れると分かりにくくなります、
極限まで力を抜くと分かりやすいです。

視覚を消しましょう、目を閉じて。

指先感覚をどう使っていくのか?
どういかすのか?

それは各流派ごとに違うと思います。
ただ、人の身体を触らせていただくにあたって、もっとも重要なものです。

筋骨、関節、筋筋膜、間質液、呼吸(原初)、
経絡、筋筋膜経線(アナトミートレイン)、温度。

また、自身の姿勢と呼吸にストレスがあると感度は鈍ります。
「心身ともに健康な状態でお客様に触れてください」教科書にもあるこの言葉はお客様の生命感覚に合わせた施術をしていくものとして、僕はとても大事にしています。

この辺りが表現できたりすると、
二人ヨガ、二人瞑想の中に入れてるのかなぁ、と思います。

ちなみに今は、以前お客様が言った、
「圧して欲しいところから1㎜もズレない」というこだわりは敢えて捨てました。
求められているお客様にはしますが。

迷い手を受け手と取り手が「楽しめるような」「無駄を楽しめるような」施術に変わってきています。

全てのスタイルは素晴らしいと思います。

練習は楽しい。
楽しくて仕方がない。
自由に近づいていくから。

方法は1つではない。
絶対値もなければ正解もない。

丁寧に生きること、
これがなかなかに出来ないから、そこに立ち返るツールでもあるのです。

【次回は掌感覚】