【練習会とセミナーとスクールの違い】@ZOE

混同され勝ちなので整理します。

↑ 大事です。

なんとなく使っている日本語。 明確に違うんですね。

・「練習会」 「今持っている技術を仲間のアドバイスなどで精度をあげる場」です。 そこに「氣付き」は在ります。 氣付き1つで大きく変わります。

新しい技術を學ぶ場、教わる場ではありません。

・「セミナー」 新しい技術、概念を學び体感する(ワークショップ含む)場所です。 コーチングと言われる内容に成ります。

意図的成長と言われる短期で目標をクリアする技術やコツを伝える、といった形です。 基礎ができている方に向いていますね。 イメージとしては、アスリートを目的達成するためにコーチングに入ってもらうものです。

「症例検討会(ケーススタディ)」はここの部類に入りそうですね、

・スクールは、「時間をかけて」概念を深く掘り下げて學びます。 「自発的成長」を大切にします。

タイのスクールで學んだと言うと素人目には良い響きですが実情はかけ離れています。 タイでのスクールは履修時間が短いことに加え、【外国人枠】のためこの辺りがほぼありません。
教わって無いのではなく、時間が短すぎるのです。
ですから、タイで學ぶだけだと基礎(根)の前である「根本(土)」の部分を養えないのです。

タイのスクールで學んだ、 会社やお店の研修で學んだ、 というのは順番を覚えただけ、 といったことがほとんどです。

形だけ覚えて終わるというのが実情で、 それが施術にも出てしまいます。

バケーションの感覚で、タイのバックボーンを受け取ることを疎かにしてしまいます。

多くの先生が仰っていますが、 「タイで1度は學んだ方が良い、心を學ぶ場所、でも技術的な部分は日本でおさらいした方が良いと思う、」と。

タイでは技術よりも心を學びます、 言葉の壁は学術的な内容を學ぶよりも、感覚的なことを學ぶときに大きなハードルになります。 先生を含めたタイ人の文化に触れると、悩んでたことが馬鹿らしくなるくらいです。

日本人が一番苦手なところです。
ここには仏教がバックボーンにあったり、歴史的背景も出てきます。
それでもタイ人の先生には熱心な先生もいらっしゃいますが高いハードルは高いものなのです。


タイ人の先生に、 「もっと基礎をしっかりと教えてほしい」とぼくがサポートに入ったときにお願いしましたが、 彼らの反応は、
「私たちはしっかりと教えている、日本人は練習しないだろ!」と逆にたしなめられました。
言外に、 「勘違いしてるのは日本人だろ、」と言う意味があったことは言うまでもありません。
「一万人触って、やっと手ができる」 というあんま師の声を聞いたら多くのタイセラピストはびっくりするかもしれませんが人の身体を任せてもらうとはそういうことです。
言い返す言葉がありませんでした。
人の身体を任せてもらう仕事ですから、練習する事は当たり前ですね、 そもそもプロですからね。

【参考】
指導と教育とでは、その目的や結果が大きく異なってきます。
指導(coaching)が、より早く結果や成果を求める事を目的としているに対して、
教育(education)は個人の自発的な成長を期待する事を重視しているので、目的までたどり着くまでにかける時間ややり方にも大きな差があります。