「未來のゴッドハンドたちへ」【指名率へのこだわり】


ある先生に「指名率を引き合いに出すのはよくないかも」とアドバイスをされたことがある。

それでもやはりこだわりたい。

修行時代にとてもお世話になった先輩がいて、
出勤するとほぼすでに指名予約で埋まっている。

アイドリングタイムは0。

出勤時間=全て指名

他のセラピストも「あの働き方が理想やなー✨」なんて雲の上を見ながら話す。

普通稼働率は50%越えたら繁盛セラピスト。
その先輩は稼働率は90%を越えていたと思う。

確かに人当たりも良いけど、
今まで、揉みほぐしでもみかえしの来なかったのはその人だけだし、タイや足、オイルまで出来る✨

つまり、技術職、技術指名。

指名率が中途半端だと、それに苦しむ時期がでてくる。
アイドリングタイムが増えるのだ。

消費税だか、2、8だか忘れたが不況が来たときにその先輩のスゴさを痛感することが起きた。

大したことではなく、
その先輩のみ指名率100で、他のセラピストはタコで帰る。

よくある話。

この業界でタコとは、1日の収入が0円ということ。

生徒には、
「独立するなら男女比5対5の指名率を目指しなさい、男女比が片寄るならそれは技術指名ではない、」 と伝える。

困ったときに支えてくれるのは指名客なのだ。

中途半端な指名率でモヤモヤする時期は誰でもある、アイドリングタイムがもどかしいのだ。

それを乗り越えると、
「予約がとれないセラピスト」に成れる。

そのモヤモヤを、
向上心の燃料にして進むのがこの仕事だ。

指名率100なら、アイドリングタイム(予約と予約の間の時間)は無くなる。

苦しいかもしれないが、
今の実力。

それを受け入れて、
さらに進もう。